『Something Else is Possible/なにか他にできる』
今回の夫婦ぶらり旅は、石川県能登半島の先端に位置する珠洲市で開催された「奥能登国際芸術祭」で常設展示されている「『Something Else is Possible/なにか他にできる』」を紹介します。
〇 奥能登国際芸術祭
奥能登の自然・祭り、食、生活文化に根差しながら参加したアーティストが作品・空間をつくり展開するユニークな芸術祭として、2017年秋に珠洲市で国際芸術祭「奥能登国際芸術祭」が開催されました。芸術祭の舞台が、珠洲市内全域となっており、海の幸・山の幸の伝統的な料理、祭り”キリコ”の乱舞、古い歴史を持つ珠洲焼、揚げ浜式の塩田、能登瓦など、珠洲に蓄積された文化が、アーティストと市民という地域、年代、ジャンルを超えた人々の協働によって、珠洲の新しい文化として広める芸術祭として開催されました。珠洲市で開催された芸術祭に多くの方が足を運び、地域の活性化に大きな活力を与えた為、2023年にも同じ珠洲市で「奥能登国際芸術祭」を開催することが決まり、珠洲市も盛り上がっています。中でも人気があった『時を運ぶ船』と『Something Else is Possible/なにか他にできる』等は今でも展示されており、旅をした時も数名の方が作品を見に来ていました。
○ のと鉄道の廃線を活用した作品
蛸島エリア旧蛸島駅周辺にある作品『Something Else is Possible/なにか他にできる』は、廃線となったのと鉄道の線路等を活用した作品となっており、道路で断ち切られた線路跡に設置され、色を変えながらうねるような空間となっています。行きついたところから双眼鏡を覗くと、のと鉄道の終点だった旧蛸島駅の先に、作家からのメッセージが見えます。ぽつんとたたずむ廃車両がなんだか物悲しい感じがしました。
みなさんいかがでしたでしょうか?2023年に開催される「奥能登国際芸術祭」常設展示さてている作品を一足先に見に行くぶらり旅はいかがでしょうか?
スズ奥能登国際芸術祭2023 公式HP:lhttps://oku-noto.jp/ja/index.html
金沢から車でやく2時間30分と長い道のりになりますが、ぜひ能登の最北端珠洲市で体感できる芸術祭を楽しんでください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。